日本の裏社会を指す言葉として知られる「ヤクザ(893)」。実はこの「ヤクザ」という言葉は、日本の伝統的なギャンブルゲーム「おいちょかぶ」の最悪陣に由来している。
映画やアニメ、ニュースなどでよく耳にするが、その語源まで知っている人は意外と少ない。
そう、ヤクザの由来は人物名や組織名や地名ではなく、その由来はにほんの伝統的なギャンブルゲームおいちょかぶである。さらに興味深いのは、「おいちょかぶ」のルールが、現代カジノで人気のバカラと非常に似ている。では、なぜ日本の裏社会はあえてこの「最悪の手」を名前にしたのだろうか?

▲バカラの魂の花札
「893」とは何か?ヤクザという名の本当の由来
「ヤクザ」という言葉は、実は3つの数字の読み方からである。

▲893の発音
それは単なる語呂合わせではなく、日本の伝統的なギャンブルゲーム「おいちょかぶ」における一つの手札に由来している。
ゲーム内次のカードを引いた場合:
8、9、3
計算は以下の通り:
8 + 9 + 3 = 20
このゲームでは合計の一桁目のみを採用するため、最終的な点数は:
0点となる。
「おいちょかぶ」において、0点は最も弱い陣であり、まったく価値のない「役に立たない札」とされている。

▲花札 VS 893
なぜ日本のヤクザは「最も悪い手札」を名前にしているのか?
江戸時代、日本にはギャンブルで生計を立てる人々がおり、彼らは「博徒(ばくと)」と呼ばれていた。彼らは主に地下のカジノで活動し、社会的地位は非常に低く、一般社会からも排除されていた。なので彼らはよく「ヤクザ」という最悪陣で自嘲する。
- 役に立たない人間
- 社会のアウトサイダー
- 社会に受け入れられない存在
やがて、この言葉は彼ら自身のアイデンティティとなり、博徒たちの組織が発展していく中で、日本の地下勢力、すなわち現在のヤクザ組織を指す名称として定着した。つまり、「ヤクザ」という名前は、もともと「負けた賭け」から生まれた言葉なのである。
「おいちょかぶ」とは何か?「日本式バカラ」とも呼ばれる花札の遊び
「おいちょかぶ」は、日本の伝統的なカードゲームで、主に花札(はなふだ)を使って遊ばれる。
ルールはとても簡単:
手持ちの札の合計点数の「一桁目」が9に近いほど強い
※補足:このルールはカジノゲームのバカラとほぼ同じであるため、「日本式バカラ」と呼ばれることもある。
ゲームでは、札の点数は基本的に「月(1月〜12月)」に基づいて計算されている。例えば:
1月 → 1点
2月 → 2点
3月 → 3点
……というように数えていく。

▲花札の対応点数
プレイヤーは札を引いて点数を計算し、その合計によって勝負を決めること。
ルールがシンプルでペースも速いため、この遊びは江戸時代に非常に流行し、当時のギャンブル文化の一部となった。
関連情報:
なぜ日本の花札には数字がないのか?
日本の花札(はなふだ)を見たことがある人は、ある不思議な点に気づくかもしれない。それは、カードの表面にほとんど数字が書かれていないことである。これは、日本の歴史における賭博禁止政策と深く関係している。
江戸時代、政府は数字の書かれたカードを使った賭博を何度も禁止した。そこで人々は法律を避けるために、四季の花をモチーフにしたカードを作り出した。数字そのものは消えたわけではなく、「月(1月〜12月)」という形で隠されているのである。
例:
- 松(まつ)→ 1月 → 1点
- 芒(すすき)→ 8月 → 8点
- 菊(きく)→ 9月 → 9点
表は四季の花を楽しむ遊びであるが、実際には点数を競う賭博も行っている。
つまり、花札は単なる美しいカードではなく、長い歴史を持つギャンブルツールの一部でもあるのである。
なぜバカラと花札(おいちょかぶ)はどちらも「9」を目指すのか?
日本の「おいちょかぶ」とヨーロッパ発祥のバカラには、共通点がある。それは「9」が最高点数であること。
バカラでは:
- 最初の手札で9点になると「ナチュラル(Natural)」と呼ばれている。
おいちょかぶでは:
- 9点は「カブ(株)」と呼ばれている。
これは両方のゲームが「合計点の一桁目だけを採用する」というルールを持っているためである。
そのため、到達できる最大の数字は9となる。この共通した仕組みによって、異なる文化で生まれたゲームでありながら、非常によく似た遊び方が出たのである。

▲バカラvs 花札
893:カジノから生まれた日本文化のシンボル
今日、「ヤクザ」と聞くと、多くの人はヤクザ映画やタトゥー文化、あるいは地下組織を思い浮かべるでしょう。しかし、この名称が実はシンプルなカードゲームに由来していることは、あまり知られていない。「8・9・3」という最も弱い手札――そこから始まった言葉が、数百年にわたる文化の変遷を経て、やがて日本の地下社会を象徴する存在となっている。
Hamaくんは、プレイヤーが「893」という数字を目にしたとき、この歴史を少しでも思い出してほしいと考えている。「ヤクザという名前は、もともと"負けた一手"から生まれたものなのである。」

▲おいちょかぶ
